投資家へ懸命のプロポーズ
やがて、巣を出るヒナ企業主は、大口ベンチャー投資家たちとの"集団お見合い"に臨みます。
この日こそは、実業界に飛躍できるかどうかをかけた"ビッグ・デー"なのです。
その前日、夫妻はさすがに緊張していました。
明日は、投資家たちを前にこれまでの研究成果を発表しなければならない日。
とちらないで、うまく"プロポーズ"できるだろうか・・・。
2人は、大学のカウンセラーに投資家役を演じてもらって、会議室で何度もリハーサルを繰り返したそうです。
いよいよ、当日。
会場は、アトランタでも超一流のホテルとして知られる「ピーチトリー・プラザ」の大広間。
「私が妻と2人で開発したイオン・インプランテーションの技術は、ジェット・エンジンの羽根、機械類のベアリングなど応用範囲は無限です・・・。
工場設備と維持費として、当面90万ドルの出資を願いしたい」
会場の夫人が祈るような気持ちで見守る中、壇上に立つ夫は落ち着いた態度で発表を始めます。
左横の大きなスクリーンに実験の模様が映し出されていました。