遺伝と環境の影響
人間の体力的な能力の中で、いくつかの要素は遺伝的因子によってその能力の上限が決められるといわれています。
たとえば、骨格筋を構成している持久性に優れた遅筋線維とパワーに優れた速筋線維の比率は遺伝的因子が強く関与しています。
子どもの中にはトレーニングもしないのに足の速い子がいますが、その子どもは速筋線維の比率が多い子と考えてよいでしょう。
しかし、筋線維の面積はトレーニングによって変化し、速筋線維と遅筋線維の面積比は後天的な要素によって決まります。
つまり、速筋線維の比率の少ない人でも、速筋線維を刺激し筋線維を太くすればスピードやパワーを増すことができるのです。
つまり、体力的要素は運動やトレーニングによって、サッカーユニフォームを着る試合までに十分に変化しうるということです。
ただし、運動やトレーニングの効果を上げるには、子どもの体力水準や発育段階に応じた運動を行う必要があります。